生まれてから半年、悩みもあるけど親も子育てに慣れはじめ、子育てが楽しいって思えるようになってきましたよね?
でもこの頃から目立つようになってくる赤ちゃんの自我の芽生え!どうしたらいいの?そんなお悩みについて解決していこうと思います。
神経質に育てすぎたかも?
最初から筆者の話で恐縮なのですが、先日知人の家へ遊びに行ったときのこと。
生後半年の息子は、実はちゃんとした外出はこれがはじめてでした。
これまでも公園や、行きつけのスーパーには行っていたのですが、それ以外の場所で長時間過ごす機会がこれまでなかなかなかったのです。
そうです。お察しの通り、息子は始終大泣き…。どんなにあやそうが構おうが、まったく泣きやんでくれませんでした(泣)。
これがうわさに聞く場所見知りというものかと、息子の自我の芽生えに感慨深くも思いましたが、「ちょっと神経質に育てすぎたかも?」と心配にもなりました。
そういえば、最近は泣き方のバリエーションも増え、以前は平気だったことでも、敏感に反応するようになっているような…。
と、筆者と同じようなことでお悩みのパパ・ママもいらっしゃるのでは?と思います。
どんなふうに育ってほしい?
三つ子の魂100までって言葉良く聞きますよね。3歳までに培った性格は100歳まで変わらないよ、という意味のことわざなんですよね。
人生100年とうたわれている現代…できれば子どもには大らかに育ってもらいたい。ほとんどの親って、程度はあれどこう願うものではないでしょうか。
あまりいい加減なのも困るけれど、こだわりが強すぎず、ほどよく成長してくれるのが一番安心しますよね。
それって親が楽をしたいわけではなくて、あまり神経質だと子ども自身が大変になってしまうからだと思うのです。
「神経質」と聞くと、どうしてもマイナスなイメージがついてしまう…。
あれは嫌だな、これは怖いな、という負の感情ではなくて、楽しいものでいっぱいの毎日であるように育ててあげたいですね。
親が神経質だと子どもも神経質になる?
パパ・ママにとって、赤ちゃんはとっても大切なもの。愛おしくてたまらない存在なので、どうしたって育児には慎重になってしまいます。
ただ最近は過剰に神経質になってしまう親も増えているようで、そうすると必ずしも、赤ちゃんとってポジティブな影響ばかりではないことが多いよう。
3歳までの子どもって、言葉よりもパパ・ママの表情や声音などで状況を理解するそうで、たとえば子どもがちょっと転んだとき、親が大げさに騒いでしまうと、「自分は今大変なことになってるんだ!」と余計に大泣きしてしまうんです。
逆に親があっけらかんとしていれば、「これくらいは平気なんだな」と、自分なりに判断できるようになるんですね。
つまり、自我が芽生えはじめてからの子どもは、状況判断というものを親の反応で覚えるというわけなんです。
それがすべてではありませんが、親の神経質さが子どもの性格にまったく影響を与えないわけでもないということが分かります。
そもそも生まれもった性格じゃないの?
もちろん、子どもによっては神経質になりやすい、なりにくいという性質もあると思います。
一言に「神経質」と言ってもさまざまで、知らない場所が苦手だったり、初対面の人が苦手だったり、これは平気かと思いきやこっちはダメだったりと、子どもによって十人十色あるでしょう。
それを子どもの「個性」ととらえて、どこを伸ばし、どこを楽にしていくべきかが、子どもの健やかな成長につながるのではないでしょうか。
大切なこととは
先ほども述べましたが、「神経質」と聞くとどうしても悪い印象を抱きがち。
でも神経質ということは、物事に慎重で感受性が豊かである証拠でもあります。
子どもの未来を考えれば、適度な神経質さで、大らかさをもって育てたい。そのためには、子どもの個性を「治す」のではなく、理解して受け入れてあげることが何よりも大切なことなのです。
まとめ
・子どもの個性は3歳までに育つ。
・子どもは状況判断を親の感情表現で覚える。
・生まれつき神経質になりやすい、なりにくいこともある。
・子どもの個性を理解し、受け入れることが大切。
子どもが成長すればするほど、大変であり、喜ばしくもあるのが育児ですよね。
これからもたくさんの新しい発見があるだろう我が子との未来を、親としても肩に力を入れすぎず、大らかに楽しみたいものです。